2008年3月26日水曜日
タウンモビリティを考える(1)
多脚歩行機械のあとは、ぐっと現実的になって、
電気を動力とするタウンモビリティを考えてみます。
この乗り物は、お年寄りや子供でも乗り降りがしやすいよう、床が低く、扉が大きく開く、ということを念頭にデザインしました。コンセプトは、自分で運転する、小型の低床路面電車、です。
乗員は、基本的に大人二人ですが、車内後方にチャイルドシートを二つ搭載してあるため、小さなお子さんがいる若い夫婦にも、安心して使ってもらえるよう、考慮してあります。
動力は、先にも述べたように電気です。
高性能のリチウムイオンバッテリーから電力を得て、各ホイル内に設えられたインホイルモーターによって、駆動します。ステアリングは四輪とも切れるようになっている、という設定です。
また、身長175cmまでの人なら、腰を屈めることなく、車内に乗り込むことが可能で、運転時には、この車高の高さが、広い視界をドライバーに提供します。
車体の幅と長さは軽自動車とほぼ同じで、車内に充分なスペースが確保されているとは言い難いのですが、短距離の移動を目的としたタウンモビリティとしては、この広さでも苦痛を感じることはないと考えています。
次回は、このモビリティのディティールについて、書きたいと思います。
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