2008年10月28日火曜日

多足歩行機械をもう一度考える(1)



さて、久しぶりの記事投稿となります。
ここのところ、レトロフューチャー風メカニックの紹介が続きましたが、今回は、近未来メカの登場してもらうことなりました。しかも、多足歩行機械について、ふたたび考えてみました。
以前、このブログに登場したレスキュー用多足歩行機械GRASSHOPPERと、同類のメカニックという想定です。

このメカニックも、GRASSHOPPER同様、整地された場所では、車輪で走行し、不整地では脚部で歩行する、というシステムを有するものです。
近未来(21世紀中頃)のテクノロジーにて生産されたものという設定で、そうした時代設定に見合う、現実味を帯びたフォルムを目指しています。

将来、地球温暖化によって、かつてない大型台風や、局地的な豪雨、そして竜巻が引き起こされ、人類を脅かすようになるかもしれません。そんな時代が到来すれば、このようなメカニックが、災害発生の現場で、大きな威力を発揮することになるでしょう。

また、地震や、テロなどの人為災害の現場でも、活躍するに違いないと思います。

路上が障害物に溢れていても、歩行機構を使って進み、破壊された建物や構造物をマジックハンドで除去して、人命救助にあたったり、また、建設作業にも幅広く使えるのではないかと思っています。



このメカニックは、災害と戦うマシンであるが故に、地球環境にも配慮したものとなっています。動力はすべて電力で、各関節、車輪を動かすのはモーターとなっています。そのため、CO2の排出はほとんどありません。

キャビン左右に設えられたマジックハンドは、現在の状態は折り畳まれていて、作業時に、展開させることになっています。
マジックハンドを外して、専用のスポット溶接機や、大型カッターを装着する、ということも、可能だという設定にしています。



また、キャビン自体も、上下に昇降し、かつ旋回するようになっています。可動部が多いことは、作業の効率を高めるものと思っています。

さて、次回は、このメカニックについて、さらに詳しく解説したいと思います。

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